このたび、予後調査システムのご利用者さまより、システム利用中に第三者の情報が表示されているとのご連絡を受けました。
調査の結果、特定の条件下で他のご利用者さまの情報が表示される場合がある事が判明いたしました。
このような事態が発生してしまい、ご利用者さまおよび関係者の皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げます。
現時点で判明している事実および今後の対応につきましては以下のとおりです。
1. 経緯
1)2023年10月18日、ご利用者さまより他者のニックネームが表示されたとのご報告がありました。
2)2023年10月20日、ご利用者さまより他者のニックネーム及びメールアドレスが表示されたとのご報告がありました。
3)上記2件の報告を受け、過去に遡ってお問合せ履歴を調査した結果、2022年7月1日にも同様と思われる報告があったことが判明いたしました。
2. 他者に表示された可能性のある情報
<ご利用者さまの情報>
1)登録電子メールアドレス
2)診察券番号(妻) ※医療機関名は含まれておりません
3)診察券番号(夫) ※医療機関名は含まれておりません
<お子さまの情報>
1)ニックネーム
2)誕生日
3)性別
3. 他者に表示された可能性のある期間と件数
期間:2019年1月から2023年10月24日まで
件数:不明
4. 事故の原因
特定の条件下において、他のご利用者さまの情報が表示されるシステム上の欠陥があることが判明いたしました。ただし、情報が表示された可能性があるのは『予後調査システム』のご利用者さまに限定され、不特定多数の方が閲覧できる状態にあったわけではございません。
※特定の条件とは
利用者が利用している端末とサーバーとの接続情報が維持できていない(切れている)状態でその利用者が端末上で画面操作を行った場合、その利用者のエラーデータが作成され、そのエラーデータが別の第三者に表示され得る状態です。
<他者に情報が表示される元となる事象例>
お子さまのニックネームの訂正を行うため情報変更ページを開いたが、途中で一旦作業を中断した。
翌日、情報変更ページに戻り「更新」ボタンを押下した際にエラーデータが作成された。
その結果、ご自身の登録情報が他者に表示され得る状態となる。
<他者の情報が表示された事象例>
メールアドレスの訂正を行うため利用者情報変更ページを開いたが、途中で一旦作業を中断した。
翌日、利用者情報変更ページに戻り再表示をすると、他者の情報が表示された。
5. 二次被害の可能性
これまでのところ、情報の不正利用など二次被害の事実は確認されておりません。
6. 今後の対応
本件については、既に個人情報保護委員会への報告を行っております。
『予後調査システム』は2023年10月24日以降本件調査のためサイトを停止しております。
ご不便をお掛けいたしますが、ご容赦くださいますようお願いいたします。
『予後調査システム』の再開につきましては、当Webサイトにてご案内させていただきます。
7. 再発防止策
JISARTでは今回の事態を重く受け止め、再びこのようなことがないよう、より一層個人情報管理の徹底に努め、真摯に対応してまいります。
ご理解のほど、謹んでお願い申し上げます。
8. 問い合わせ窓口
本件に関するお問合せは下記相談窓口にて承ります。
JISART相談窓口
電話番号:0120-388-071
受付時間:9時~20時(土日・祝日も受け付けております)
※相談窓口の品質向上のため、通話内容は録音させていただきます。
ご了承くださいますようお願いいたします。
2023年11月16日
一般社団法人JISART